FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第4回 限局性学習症(LD)

第4回は、「限局性学習症(LD)」についてお話させていただきました。
概要は以下の通りです。

○限局性学習症/限局性学習障害(LD)とは
全般的な知的障がいはないが、一定部分の知的機能に限定して
大きな落ち込みを示す発達の障がい
・一人ひとりの子どもについて、苦手とする領域に配慮した支援教育をくむことが
求められている

○LDの種類
様々な種類があるのですが、大きく分けると3つに分けられます。
「読むのが苦手(読字の問題)」
「書くのが苦手(書字表出の問題)」
「計算、図形が苦手(算数の問題)」


○読むのが苦手
・形の似た文字の区別ができない。
 (あ/お/め、の/め、q/b、b/p、w/mなど)
・単語をひとまとまりの言葉と捉えることができず、一字一字なぞるように読む。
 文章をどこで区切って読めばいいのか分からない。
・文字や行を飛ばして読む。行数が多い文章では、今どこを読んでいるのか
分からなくなる。


※苦手さは個人差があります。上記は一例です。

○なぜ読むのが苦手なのか?
・視覚機能、眼球運動(眼球を動かして、見たい方向に眼を向ける能力)の機能の弱さ
・視力が良くて普通にものが見えているように映っても、本当の意味での
“見る力(見極めたり見分けたりする力)”が上手にはたらいていない
・“見る力”が弱いと、ものを見る行為、特に本を読むことを避けるようになる

○視覚機能・眼球運動について
・眼球を動かして、見たい方向に眼を向ける能力
・行を眼で追う、動いているものを眼で追う、止まっているものをじっと見る、
探し物をしているときに眼をぱっぱと動かすなど
・眼球運動がうまくいかないと、見たいところへ眼を向けて、それらの形を
とらえることができない
(例)教科書やプリントを読む際、文字の流れに合わせて上下左右に頭を動かして読む
・人間は、外部から得る情報の8割を視覚から得ている→視覚が十分に働かないと
それだけで不利になる

○書くのが苦手
・左右反転した文字(鏡文字)を書く
・漢字の間違いが多い(線が一本多い、つくりと変が逆など)
・字を書くときにノートのマス目から大きくはみ出す
・句点、読点、「っ(小文字)」を書き忘れたり、位置を間違える
・作文が書けない(助詞の使い方を間違える、動詞の使い方が違う)

※苦手さは個人差があります。上記は一例です。

○なぜ書くのが苦手なのか?
・字を書くとは、
 「見た情報を脳が文字情報に置き換え、手指の運動をつかさどる器官に命令を送り、
それを受けて手指が実際に書く」
書くためには複数の器官が協力する必要がある(協調運動・目と手の協応)
・書くことが苦手な子は、目と手指の協調運動がうまくいかないので、文字を正確に、
形よく書くのが難しい
・眼球運動の機能の弱さ

○計算や図形が苦手
・他の教科に比べて算数能力が著しく損なわれている
・パッと見て、物の個数を把握することが苦手
・暗算ができない(指で数える)
・九九が覚えられない、思い出せない
・筆算ができない(桁がそろえられない、位がずれる)
・数を逆から順番に数えることができない
・量や長さを表す単位が理解できない(1m=100cmなど)
・時計の長針と短針を混同する
・計算力はあるが、見取り図や展開図から完成図を想像できない
・図形の見方が分からない
・地図の見方が分からない
※苦手さは個人差があります。上記は一例です。

○なぜ計算や図形が苦手なのか?
・計算が苦手な子のなかには、繰り上がったり繰り下がった数字を一時的に覚えておく
短期記憶に弱さがある子も
・筆算で桁をそろえられない…空間認知の弱さ、左右の位置関係がとらえられない
・図形や単位を理解できない…空間認知の弱さの他に、想像力の弱さが関係する

○ビジョントレーニング
・視覚機能の問題がある場合、トレーニングで改善できる可能性がある
・あくまで視覚の問題を改善するものなので、発達障がいの子の悩みを直接的に
解決する方法ではない
・ビジョントレーニングで視覚機能の使い方を身につけると、見え方が徐々に改善していき生活しやすくなる
・ビジョントレーニングは家庭でもできる
・最長でも1日10分程度
・遊びの一環としてできることが多いため、親子共に負担が少ない
・眼の使い方が身につくと、読み書きやボールの動きが見えやすくなり、
勉強や運動などに対して、子どもが本来持っていた力を発揮しやすくなる
→成功することが増えて自信がつく!

○読むことが苦手な子への対応例
○書くことが苦手な子への対応例
○計算や図形が苦手な子への対応例

それぞれの対応例をご説明しました。

○LDかもしれないと思ったら
・専門家に診てもらう


次回は、「ソーシャルスキルトレーニング(SST)の大切さについて」です。
スポンサーサイト

第3回 注意欠如他動症(AD/HD)

第3回目のひだまりの会は、「注意欠如/多動症(AD/HD)」についてお話させていただきました。
概要は以下の通りです。

○AD/HDとは?
脳の機能的な偏りによって症状が現れる
・主な特徴は、不注意」「多動性」「衝動性
・症状の現れ方によって
「不注意優位型」「多動性・衝動性優位」「混合型(全ての症状を有する)」に分けられる
AD/HD全体の8割の人が、不注意と多動性・衝動性をあわせもつ「混合型」
 ただし、症状の現れ方は一人ひとり異なる
・年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、および衝動性、多動性を特徴とする
行動の障がいで、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものを指す

○「不注意」の例
・忘れ物が多い
・物をなくしやすい
・一つに気を取られると他のことがぬけてしまう
・つい、他のことを考えてしまう(集中できない)
・元の場所に片付けるのを忘れる
・机の中が片付かない

○「多動性・衝動性」の例
・落ち着きがない(つい動いてしまう、じっとしていられない、授業中の手遊びが多い)
・しゃべりすぎる
・不注意というより多注意(色々な所へ気がいく)
・集中力の短さ
・待つことが苦手
・授業中、先生の質問を待たずに答えてしまう
・ささいなことで手が出てしまったり、大声をあげてしまう(衝動性が抑えられない)


○AD/HDの子どもが抱えやすい悩み
AD/HDのために、子どもが心理面において偏りが出たり、何らかの精神症状を
示すことはない

・ただし、AD/HDであるがゆえに、日常生活で様々なストレスを抱えやすくなる
(例)不注意から忘れ物やなくし物が多い、衝動性の高さから友達とけんかになりやすい
   →日頃から叱られることが多いので、劣等感をもちやすい傾向がある

○年齢別のAD/HD典型症状
就学前、小学生、思春期、成人、それぞれの時期にどんな症状が出やすいのかを
表にしてお話しました。

○育て方やしつけの悪さ?
「親がきちんと叱らないから」「しつけがなってないから」という理由で
AD/HDになるわけではない

・やめなければいけないことを抑制したり、やり始めたことにブレーキをかけたりするコントロールができにくいという脳の働きの特徴(生まれつきの行動特性)が原因と言われている
・ただし、接し方や育て方によって症状が悪化することがある
周囲の大人が障がいを受け入れて適切にサポートし、子どもに自尊感情を育むことが
できれば、二次障がいのリスクは減らすことができる

・AD/HDの特性を理解し、積極的にほめる!→子どもは大人を信頼し、意欲や自信をもつことができる
親や先生からほめられたり、自分で達成感を味わった経験がある子どもは、
それが心の支えになる
 →結果、社会にもとけ込んでいくことができる。ほめることが大事!


○AD/HDの治療について
・現時点では、AD/HDそのものを治す方法はない
・しかし、脳の働きを改善させ、症状を軽減させる治療法は確立されている
①薬を用いた治療法+②行動療法

①AD/HDの治療について(薬を用いた治療法)
・服薬は、あくまで症状を一時的にコントロールするためのもの
・服薬中は、
「人の話をよく聞くことができ、指示もしっかり聞けるようになる」
「集中力が増し、授業内容が理解できるようになったり、課題をやり遂げられるようになる」
「約束を忘れず覚えられるようになる」
「考えてから行動できるようになる」
「外からの刺激に対し、過剰に反応しなくなる」
「友達とのトラブルが減り、良好な人間関係を築くことが可能になる」

 →ほめられる機会が増え、自信にもつながる!

・服薬中に好ましい行動を増やす(身につける)ことで、将来、服薬せずに自分を
コントロールできるようになっていく

※AD/HDのお子さんは、必ずしも服薬しなければならないというわけではありません。
 “本人の困り感によっては、薬が必要なときもある”ということです。
 どんな薬にも副作用があるため、服薬に際しては医師としっかり話し合ってください。


②AD/HDの治療について(行動療法)
・発達障がいの子どもには効果の高い方法
・好ましい行動を増やし、好ましくない行動を減らすことを目標とするもの
・薬のような即効性はないが、長期的に好ましい行動へと促していく方法

○環境の改善
環境の改善は、今日からでも手軽にできます!

・勉強する場所にはおもちゃを置かない
・机の前の壁にカレンダーやポスターなど色々な物を貼らない
・宿題をしているときはテレビを消す、きょうだいを別の部屋で遊ばせる
・規則正しい生活をする(起床時間、就寝時間を一定にする。朝食は必ず食べる)
・早寝早起きができていないと、学校に行っても眠たくて集中できない
・朝食をとらずに登校すると、空腹でイライラしやすく、多動性・衝動性が強まる

○AD/HDかもしれないと思ったら
・家庭や保育園・幼稚園、学校などで目立った不適応がなく、日常生活に支障がなければ診断をつける必要ない
・症状が強く集団生活を送ることが難しい子どもから、軽い傾向が見られる程度で問題なく生活していける子どもまで症状には幅がある
・子どもの様子からAD/HDではないかと不安になったり、幼稚園や学校の先生に指摘された場合は、医療機関(小児神経科や児童精神科など)で相談してみる
一番困っているのは子ども自身だということを忘れない!


次回(第4回)は、「限局性学習症(LD)」についてお話させていただきます。

第2回目 ひだまりの会を開催しました。

第2回目のひだまりの会は、「自閉症スペクトラム(ASD)」についてお話させていただきました。
概要は以下の通りです。

〇自閉症スペクトラム(ASD)の子によく見られる特性
・人とかかわりを持つことが苦手
・言葉の発達に遅れや偏りがある
・同じ動きをしたり、特定の物にこだわる

その他にも、
・相手の気持ちや立場を想像するのが苦手
・曖昧な言葉がよく分からない
・突然の変化にとまどう
・急にパニックにおちいることがある
・目や耳、肌などの感覚がアンバランス
など

※あらわれ方は人それぞれ異なります。

〇自閉症スペクトラム(ASD)の子育てのコツ

〇発達性協調運動障害(DCD)
・年齢相当の協調運動ができない(手先が不器用、全身運動が苦手)

・自閉症スペクトラム(ASD)の子の多くが、発達性協調運動障害(DCD)を併存している

〇発達性協調運動障害(DCD)がある子の幼児期の特徴
・フォークやスプーンがうまく使えない
・筆圧が弱い
・指先が使えず、道具などを手のひらで握る
・円を描くと、最初と終わりが合わない
・手渡したものを手から落とす
・歩き方がぎこちない
・スキップが苦手
・お遊戯が覚えられない
・ボールがうまく投げられない
・なわとびが苦手
・良い姿勢が保てない
など

〇発達性協調運動障害(DCD)がある子の小学生の特徴
・ボタンの留め外しやチャックの開閉がうまくできない
・はさみがうまく使えず、工作が苦手
・鉛筆をきちんと持てず、筆圧が弱い
・分度器やコンパスがうまく使えない
・自転車に乗れない
・なわとびが跳べない
・ダンスやマット運動が苦手
・うんてい、鉄棒が苦手
・ドッヂボールやキャッチボールなどの球技が苦手
・物をそっと扱えない
・人をよけれなくてぶつかる
・すぐ寝ころぶ
・姿勢が保てない
など




発達協調性運動障害(DCD)は、少し専門家向けの話になってしまい、難しい内容があったかもしれません…。

ただ最近では、自閉症スペクトラム(ASD)と発達協調性運動障害(DCD)との強い関連性が指摘されるようになってきているため、ひだまりの会でも取り上げさせていただきました。

次回(第3回)は、「AD/HD(注意欠如/多動症)」についてお話させていただきます。

ひだまりの会 第一回

発達障がいについて親御さんと一緒に勉強をしていく、ひだまりの会を発足しました。
第1回目は、「発達障がいとは/発達検査・知能検査について」というテーマでお話させていただきました。
概要は以下の通りです。

〇診断名の変更
・自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群→自閉症スペクトラム障害/自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム(ASD)
・注意欠陥・多動性障害→注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害(AD/HD)
・学習障害→限局性学習症(LD)

〇それぞれの発達障がいの特性について

〇発達障がいの特性があらわれる時期
・早くに気付かれやすいのは、自閉症スペクトラム(ASD)
・幼稚園や保育園などの集団に入ってから気気付かれやすいのは、AD/HD
・就学後に分かるのがLD

〇なぜ早期の発見が必要なのか
・周りがその子の特性を理解せず、間違った対応を続けていると、「自分はダメだ」「誰にも認めてもらえない」と劣等感や孤独感が強まりやすくなる。その結果、抑うつ状態や不登校、大人に対する反抗的な態度といった二次的な障害があらわれることがある。

・二次障害で問題を複雑にしないためにも、早めに専門家に相談し、その子にあった支援を考える。

〇発達検査・知能検査とは
・発達検査(新版K式発達検査2001など)、知能検査(WISC-Ⅳ、K-ABCなど)

・発達検査、知能検査により、その子の得意分野と苦手分野を客観的に知ることができる。また、それらの検査を構成するそれぞれの項目から、その子の能力のバラつきを捉え、どのような支援が適切かが分かる。

〇無理をしない子育てを!
・親御さんも頑張りすぎない!
・子育てには、親御さんの健康が第一!子どものためだと思って、意識的に息抜きをする!


今回は、全12回の導入として、発達障がいについて簡単にお話させていただきました。それぞれの発達障がいについては、次回以降に詳しくお話させていただきます。
プロフィール

さくらさくの会

Author:さくらさくの会
おひさまの会は、すまいる・きっずとおひさまdekiruを利用されている保護者方の交流を図る活動しています。当ブログではイベントの予定などを掲載していきますので、ぜひご覧ください。
連絡先:
事務局(おひさまdekiru)
電話番号: 072-799-6000
アドレス: ohisama.dekiru@gmail.com
住所: 〒666-0143
  兵庫県川西市清和台西2丁目7-60

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。